(第52回)【2011年度新卒採用戦線総括】「就職ナビ」のオープンから始まるシューカツ。学生と企業の評価は?

●企業も順当に2強を評価するが、コストパフォーマンスではマイナビ

 就職ナビは15年の歴史を持つが、いつも強かったのは『リクナビ』。1強の『リクナビ』に対し、その他の就職ナビという構図が長かった。しかしこの6~7年で『マイナビ』が追い上げて、いまでは拮抗に近い状態にある。
図表3【採用活動で利用した就職ナビ】
 「採用活動で利用した就職ナビ」を見ると、トップは『リクナビ』。僅差で『マイナビ』が続き、3位の『日経就職ナビ』、4位の『ブンナビ! 』は『リクナビ』『マイナビ』の半分以下だ。実際の各就職ナビの掲載社数もこれに準じている。
 学生が口コミ情報でよく利用している『みん就』は少ないが、これは媒体の性格が学生同士のコミュニティサイトだからだろう。
図表4【就職ナビのコストパフォーマンス】
 興味深いのは「就職ナビのコストパフォーマンス」だ。『リクナビ』『マイナビ』ともに半数以上の企業が評価しているが、『マイナビ』のコストパフォーマンスは『リクナビ』に対し圧倒的な差をつけている。
 コストパフォーマンスは「機能と価格」のバランスを指しているが、おおざっぱに言えば利用料金だ。『マイナビ』は安さを武器に顧客を開拓し、『リクナビ』は学生への浸透度を武器に顧客を維持してきたが、『リクナビ』も料金を下げており、来年度の調査では異なる結果が出るかもしれない。

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