発育の基礎、「おっぱいの話」は奥が深い 授乳の苦労で最初の育児がトラウマに

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私の知人の美恵子さん(仮名)の一人娘は、産まれたときからの重病人です。美恵子さんは蝶よ花よと育ったお嬢様で、彼女が、今以上には絶対良くなる見込みがないその重病の娘をちゃんと育てるのか誰もが心配しました。それから20余年。

美恵子さんは今も、その一人娘を立派に介護し、誰よりも慈しんで暮らしています。彼女は、その病気の介護の達人として生まれついたわけではありません。
一つ一つ、目の前の問題を愛情を持って解決していくことを通してママらしくなり、強くなり逞しくなったのです。

育てる中で強くなる

「母は強し」といいますが、産んだから強いのではありません。育児というものはそれぞれに問題はつきもので、それらの問題を乗り越えていく過程で強くなったり強く見えたりするのです。乗り越えていく以外の道はないのですから。

錦田様も十分ご立派に乗り越えてこられたと思います。あまりご自分への低い評価は、せっかくのご長男への育児にも影響しますよ。世の中のママたちの中には、もっと貴女の何百倍の苦労にも、子供のために耐えて鍛えられて、前向きに頑張っている人たちが数え切れないほどおられるのです。

そのような人たちのことを本などを通して知ることは、ご自分の立ち位置を知る上でも、プラス思考になる上でも助けになるかと思います。なおツワリ等の問題は、最初が一番きつくて、2人目からはウソみたいだったという人が結構多いですよ、心配しないで! 

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ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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