発育の基礎、「おっぱいの話」は奥が深い 授乳の苦労で最初の育児がトラウマに

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信子さんによりますと、赤ちゃんはとても賢いのだそうです。赤ちゃんからすれば、「最初、お乳が吸いにくかったからもどかしくて泣いた。そしたらママが哺乳瓶で飲ませてくれた」。

赤ちゃんにとってはママのお乳からおっぱいを吸うのは、両あごや舌を総動員して、とても力のいる作業なのだそうで、哺乳瓶で簡単に飲めることを覚えると、もうなかなかママのお乳を吸おうとしないのだそうです。「産まれたての赤ちゃんはとても賢いのよ」と、信子さんは憎らしげに連発します。

ママの「母乳で育てる」決意が肝心

ここが母子の踏ん張りどころ、真剣勝負のかけどころだと、信子さんは言っています。赤ちゃんが泣いてもわめいてもママは心を鬼にして、(上記のような指導をプロから受けてでも)、または受けながら、「哺乳瓶は使わない」という断固とした決意を持つことが、まず大切なのだそうです。

信子さんはこの道の超ベテランです。数え切れないほどのママの、母乳による育児のお手伝いをしてきました。その彼女が「赤ちゃんも必死だから、お腹が空くと必ず飲む」と言っています。「勝負のかけどころ」と言われたのは、そういう意味だったのです。

もし錦田様の赤ちゃんの、お乳を吸わなかった原因が以上のようなことでしたら、二人目は、もう少し楽に育てられそうですね。

無理には結婚しないという選択から結婚しても子供をもうけないと決める夫婦、子供は10人は欲しいと思う人など、世の中それぞれですが、二人目をもうけるかどうかの悩みが最初の子の授乳によるトラウマからでしたら、今日の信子さんからの情報が、錦田様の参考になりましたら嬉しいです。

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