さらにGeneration Z(Z世代:1990年代半ばから2000年代終盤までに生まれた人)の次の世代が、Generation Alpha(アルファ世代:2010年代から2020年代中盤までに生まれた人)と呼ばれているのも覚えておくと、よいトリビアになるかもしれません。
γ(gamma)も、さまざまな用例がありますが、個人的にgamma rays(ガンマ線)を浴びたThe Incredible Hulk(超人ハルク)がいちばんに思い浮かびます。Hulkをテレビドラマで見ていた筆者は、Generation X(X世代)ですけど、何か?(笑)
三角洲の由来
続きの文字を見てみましょう。
ε(epsilon)は日本語では「イプシロン」と言うことが多いですが、発音としては「エプシロン」のほうが英語に近いです。アメリカとイギリスでアクセントの位置が異なるのはおもしろいですね。アメリカでは第一音節の/ep/に、イギリスでは第二音節の/saɪ/にストレスを置きます。ζ(zeta)とη(eta)の発音は、β(beta)と同じ法則です。
三角洲(河口に堆積してできた扇形の陸地)のことを英語ではdeltaと言いますが、これは上の表にあるとおりδ(delta)の大文字Δが三角形であることから、そのように呼ばれるようになったのだそう。ちなみにアメリカの航空会社Delta Air Lines(デルタ航空)は、ルイジアナ州で創業したようで、ミシシッピ川の三角洲にちなんで名付けられたのだとか。そう言えば、日本語ではデルタゾーンなんて表現もありますが、これも三角形にちなんでいますね。
ζ(zeta)はとくに英語では使用例が思いつきませんが、筆者には日本語の「機動戦士Ζガンダム」がいちばん身近な用例です(これも世代ですね……)。ε(epsilon)も、あまり用例が思いつかないのですが、自動車でLancia Epsilon(ランチア・イプシロン)というのがありましたね。η(eta)は、残念ながら英語でも日本語でも何も思いつかなかったです。
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