いまさまざまな世代で話題の漫画『はたらく細胞』。皆さんは目にしたことはありますか。
作者の清水茜さんが当時高校生の妹さんに頼まれて、細胞の勉強用に漫画にしたというだけあって、授業に使用している学校もあるのだとか。さらに全国の学校から「キャラクターを資料に使いたい!」という声が殺到、教育機関・医療施設などに向けて公式に素材を無償提供するということも話題になりました。
筆者は今回、この『はたらく細胞』のコミックを英語版で読んでみました。日本語で読むだけでもかなり勉強になるのですが、英語で読むとまさにCLIL(Content and Language Integrated Learning〔内容言語統合型学習〕)。皆さんも、休日に自宅でじっくりと英語で生物の勉強をしてみませんか。
タイトルが絶妙
『はたらく細胞』の英語タイトルはCells at Workなのですが、これは英訳として絶妙! 筆者は感動してしまいました。
cellが「細胞」という意味の単語で、at workというのは「勤務中」「作業中」という熟語。身近な例では、「工事中」の標識にMen at Work (作業中の人たちがいます)というのがありますが、まさにそんな感じで「細胞が働いています」というニュアンスがよく感じられる訳だと思いました。
at work
|
勤務中で、作業中で、運転中で
|
Men (People)
at Work |
工事中
(〔直訳〕作業中の人がいます) |
Cells
at Work |
『はたらく細胞』
(〔直訳〕働いている細胞たち) |
ちなみに、Men at Workはmenと男性だけを表していて「性差別的だ」という指摘もあり、近年ではPeople at Workという表現に変えられるようになったのだとか。
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