ものづくり・もの売り「以外」の利益をどう取るか 常識外の価値獲得への3つの視点と8つの論理

主要プロダクト販売以外の価値獲得
前回、「プロダクト販売」「定額制サブスクリプション」「フリーミアム」をはじめ、代表的な30に分類した「価値獲得」について簡単に説明しました。
これまでのものづくり企業やもの売り企業は、主要プロダクトを収益源として、そこからもたらされる利益から採算を評価し、自社の価値獲得としてきました。価値創造で提案された主要プロダクトとコスト構造によって利益を生む考え方なので、利益の取り方が劇的に変わることはありませんでした。
しかし、デジタル時代に興隆を極めた「定額制サブスクリプション」や「フリーミアム」の価値獲得は、プロダクト販売を常識としてきた会社からすると考えられない利益のつくり方をしています。
「定額制サブスクリプション」は、主要プロダクトという最も重要な課金ポイントで課金をせず、販売後(契約後)の利用という課金ポイントで課金しています。「フリーミアム」はゲームアプリに代表されるように、主要プロダクトから課金せず、課金をユーザーに任せるやり方をとっています。
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