10位はNTTデータである。NTTデータの手がけるシステムは巨大であり、たぶん学生の理解を超えている。しかし、「なんとなくではあるが漠然としたものから鮮やかに事業をイメージできた」(文系・早慶大クラス)というコメントがあり、理解を超える事業を説明することにNTTデータは成功している。
説明会ではITスキルを駆使。SIerという事業を理解していない学生からのたくさんの質問に答えようとしている。たぶんその説明内容よりも、なんとか学生に理解してもらおうとする必死の姿勢が学生に好印象を与えている。
「YouTubeライブで数時間にわたって多くの質問に答えてもらえた」(文系・その他私立大)
「録画形式かつ、目次付きで見たい部分だけ見ることができた」(文系・中堅私立大)
説明会成功のカギは誠実さ
説明会好感度ランキングの上位10社を紹介し、学生コメントを紹介した。学生は企業文化を無意識に感じていることが文章から読み取れる。また、好感度の源泉は説明会の内容や演出だけではなく、学生が影響されるのは社員の人柄であることもわかる。
そして最も重要な資質は誠実さである。学生は大人の二枚舌を嫌っている。質問のなかには答えにくいものもあるだろう。そういう質問は説明会成功のカギである。答えにくい質問に対してごまかそうとせず、率直に対応してほしい。事実を話せば、誠実さに共感する学生が多いはずだ。
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