4位はジェーシービーとバンダイだ。両社の魅力は人事や社員。しかし、使われる言葉に少し違いがある。
ジェーシービーでは「社員の方の人柄」(文系・上位私立大)、「人柄のよさを感じた」(文系・その他国公立大)のように「人柄」が多い。「楽しそう」という言葉も目立つ。
また「人事の方が説明中に学生の質問に答えたりするなど、学生に寄り添う姿勢が見られた」(文系・中堅私立大)のように、学生へのサービス精神が旺盛だ。そして、「1日ライブ形式のようにさまざまな部署の方の話を聞くことができる日程があり、好きな時間に出入りできた」(文系・中堅私立大)というように、「出入り自由」の気楽さがある。
バンダイでも「楽しい」は多い。
「社員の方々が本当に楽しく目標をもって仕事に向き合っていることが、他社よりも伝わってきた」(理系・旧帝大クラス)
「明るい雰囲気で社員の方が楽しそうに話している」(理系・上位私立大)
ジェーシービーと同じくサービス精神も横溢している。
「ライブ形式ではあったが、視聴者のコメントを随時拾ってくれたため、一緒に参加している感じが強くあった」(文系・上位私立大)
「オンラインでも社風が伝わってきた」(文系・中堅私立大)
もちろん違いもある。バンダイには「輝き」「キラキラ」「ワクワク感」などの言葉が並ぶ。
「どの社員の方も明るく、エンターテインメント事業に携わることへの楽しさが感じられた」(文系・その他私立大)
「いちばんワクワクし、働きたいと思った」(文系・その他私立大)
メッセージがしっかり響く
6位はアクセンチュアとソニーグループ(2021年4月、ソニーから社名変更)だ。両社とも理系が多いが、特にソニーグループは28人が理系学生で、今回の調査では最多である。
アクセンチュアへのコメントで目立つのは女性活躍。「女性の働き方と制度の充実」(文系・早慶大クラス)と「女性の活躍について非常に詳しく伝えていた」(文系・旧帝大クラス)の2つのコメントがある。
説明会の運営は企業によってさまざま。何をどういう順番で説明するのかがよくわからないことも多いが、アクセンチュアのメッセージはしっかりと響く。
「アジェンダがしっかりしており、双方向の説明会になっていた点が印象よかった」(文系・早慶大クラス)
「スケジューリングが明確になっており、自分の知りたいことを説明する時間がわかりやすかった」(理系・その他国公立大)
「しっかりしたアジェンダ」と「明確なスケジューリング」の意味はおそらく同じで、説明会の進行をわかりやすく伝えているので学生が迷わないのだと思う。
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