就職活動のスケジュールといえば、3年生の3月に会社説明会などが本格化する「広報活動解禁」、選考・内々定が行われる6月の「選考活動解禁」があるが、実際は大学3年生の早い時期から始まっている。その主な舞台は夏のインターンシップで、7~9月の夏休みの期間を使って、就業体験を行う。
コロナ禍でオンラインで行われる機会が多くなっているインターンシップだが、企業と学生が接点を持つことができる貴重な場になっている。場合によっては、インターンシップでの評価が内定に結び付くこともある。
インターンシップ拡大で二極化進む
さらにそのインターンシップを実施するにあたっての説明会やオンラインイベントが4~6月に開催されている。早くから就活を意識している学生はこうしたイベントや説明会に積極的に参加する一方、3年生の期末試験が終わってからようやく動き出す学生もいる。活動期間の差は1年近くになり、「就活の二極化」という現象が生じているのが実態だ。
では、早くから動き出している「就活先行組」の学生たちはどのような企業に関心を持っているのか? それがわかるのが、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が行っている「就職ブランドランキング調査・早期」の結果だ。
これは、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2023年春卒業予定の大学生や大学院生が調査対象者で、今回は登録会員のうち、8572人から回答を得ている。
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