イェール大卒の医師が明かす「脳疲労」の正体 日本人を苦しめる「べき思考」という現代病

疲れがとれないのは「脳疲労」が原因
身体を休めても疲れがとれずに残っていたり、集中力が落ちたりする場合は、脳疲労が関係していると考えられます。

脳は臓器です。筋肉と同じですから、脳の疲労は、体の疲労と比較することができます。たとえば、長時間コンピューターを使っていても、脳は疲れに気づかず、私たちもそれを感じません。でも実は、90分間コンピューターを使うことは、踏み台昇降を100回やるのと同じ疲労度なのです。
脳疲労が起きると、眠れなくなったり、ぼーっとしたりといった症状が表れ、パフォーマンスが落ちてしまいます。集中力に欠け、普段は何も考えずにやれていた車庫入れで車をぶつけてしまったり、部屋の中でテーブルに体を当ててしまうというようなことが起きます。
アメリカのオリンピック選手などは、こういったことを知っていて、トレーニングの前にはコンピューターや携帯電話を使わないようにしています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら