自分に合ったホワイト企業の探し方とは?

ランキングを上手に使いこなそう

日産自動車はCSRランキングトップクラスの常連。だが条件を変えると、こうした企業でもランキングは変動する(7月の共同記者会見で、撮影:今井康一)

「ランキングでは、企業の本当の姿はわからない」。こう批判する人は少なくない。この是非を論じる前に、強調しておきたいことがある。

ランキングとは「ある評価軸を通じた、企業の一つの見方」に過ぎない。企業には多くの面がある。作成者と利用者の評価軸が一致していなければ、その結果についての感想が大きく異なるのは当然だ。たとえば、ホワイト企業の一番の条件は、環境に配慮する企業であると考える人と、休暇をしっかり取得できる会社であると考える人とでは、ランキング自体への評価は相容れないものとなる。

作成者が何を重視するかでランキングは変わる

ランキングを利用するにはまず、作成者がどのようなデータを使い、何を評価しようとしているのかをしっかり認識することだ。その目的と手段の違いで結果が変わってくる例として、前回ご紹介した「本当のホワイト企業総合ランキングを少々アレンジしてみよう。今一度ご紹介すると、ホワイト企業総合ランキングとは、CSR(企業の社会的責任)の人材活用、環境、企業統治+社会性の各分野で得点化し、3期平均のROE(自己資本利益率)10%で抽出したものだ。一定の財務力をベースに、CSRデータで「信頼される会社」を評価しているランキングだ。

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三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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