自分に合ったホワイト企業の探し方とは?

ランキングを上手に使いこなそう

これを、ROEがより高い20%以上にするとどうなるか。1位のミサワホームはCSRランキングは191位と上位ではない。CSRランキングの上位企業は表には入って来ず、CSR評価は全体に低くなる。明らかに財務面の評価が強まり、結果は大きく変わってくる。業種も構造的にROEの高い情報・通信業など非製造業が占めるようになる。さらに、ROEは、借金を多くして自己資本を少なくすると高くなる特性があるので、ケースに応じて割り引いて考える必要もある。

そもそも、大手でROEが20%を超える企業は多くない。評価対象の3505社を対象にすると、3期平均のROEが10%以上の企業は714社(比率20.4%)ある。これが20%以上になると151社(同4.3%)に急減する。

反対に財務基準を緩くする方を考えると、近年ROEは上昇傾向にあり、5%では若干物足りない。そこで、今回は10%が適当であると考えた。ランキングを見る際には、注記などに記載されている対象範囲にも注意し、それがどのような意味を持つのかを自分なりに考えることも必要だ。

次ページホワイト企業の定義は…
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 溺愛されるのにはワケがある
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
先陣切った米国の生産再開<br>透けるトヨタの“深謀遠慮”

米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。