「萌えキャラとして働く」彼女が流した涙の意味 「職業=自分の本名」支えたマーケティング思考
「最後の答え」を見つけてあふれた涙
私はIT業界に17年間いるのですが、特にここ10年間くらい、自分のキャリアとして「やるべきこと」と、自分の「やれること」の折り合いがつかず、ずっと葛藤してきました。
キャリアの本だったり、セルフブランディングの本を読むなど、自分なりに努力してきました。8割ぐらいまでは大体固まって、やりたいことも見えつつあったのですが、最後の2割の部分に関して、自分自身では自信のある答えを見出すことができず、頭の中をグルグルさせながらもがいていたのです。
そんなときに『マーケターのように生きろ』を読んで、「相手ファースト」、すなわち相手の期待に応えるように生きるという考え方に触れたことで、ずっと求めていた最後の2割にピッタリはまるピースが見つかったのです。
この『マーケターのように生きろ』という思想を手に入れたことで、前よりも自信を持って、もっとパワフルに未来へ向かっていけるのだという確信がもてるようになりました。私は、もともと意思は強いほうなのですが、「自分というモノが本当に武器になる」ことが、この本に触れたことで、確信に変わりました。
また、例えば人の巻き込み方とか、自分の弱点というか自信がなかった部分に関しても、この本の教えに触れることによって、攻略の道筋が見えました。次のチャレンジに向かって動き出すエネルギーをもらったのです。
ビジネス書を読んで号泣する人って、珍しいかもしれませんね。ですが、新宿の街中で周りの人に心配されるくらい、激しく涙を流したのは本当です。涙の出方も、「わ、泣きそう」とこみ上げるものがあったわけではなく、気づいたら涙があふれ出ていたのです。
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