転職で「年収が下がる人、上がる人」決定的な差

業界ではなく「自分を売り出す市場」を意識せよ

年収を上げたいと思ったとき、「転職」という選択肢に安易に飛びつくのは危険だといいます。まずは、何をすべきなのでしょうか(画像: タカス/PIXTA)
「社会人になってから長い間『暗黒時代』が続きました。そこから抜け出せたのは、『生きる知恵としてのマーケティング』のおかげです」
数々のグローバル企業でマーケターとして活躍している井上大輔氏は、自らの経験を振り返って語る。
「マーケティングのエッセンスを『生きる知恵』として人生に活かせば、仕事・キャリア・プライベートのすべてで『求められる人』になれると気づいたんです」
そんな「生きる知恵」を解説する書籍『マーケターのように生きろ:「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動』を上梓した井上氏は、「転職」をどう捉えているか。
転職でチャンスをつかんできた井上氏の提言は、意外にも「年収を上げたいなら転職はするな」。その理由とは?

「業界や職種」ではなく「市場」を意識する

突然ですが質問です。あなたはいま、どんな業界で、どんな仕事をしていますか? 

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人材業界で営業マネジャーをやっている、IT業界でプログラマをやっている、メーカーでマーケティングをやっている……もちろんいろいろな方がいると思いますが、この質問には、だれもがすぐに答えられるでしょう。

では、もう1つ質問です。あなたは知識と経験を売って対価を得るプロフェッショナルとして、どんな「人材の市場」に属しているでしょうか

この質問に答えるのは、最初の質問に答えるより難しいと思います。「そんなの、考えたこともない」という人もいるかもしれません。

なぜなら、同じ会社で同じような仕事をしていても、この質問への答えは変わりうるからです。

たとえば、同じ人材派遣業界の営業マネジャーでも、Aさんは「人材派遣営業のプロ」と答えるのに対し、Bさんは「営業組織構築のプロ」と答える、といったことが起こりうるのです。

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