海外でも爆発人気、「SASUKE」の魅力

「SASUKEのブレーン」乾雅人氏に聞く

 運動能力抜群・筋肉自慢たちが広大な敷地に設置されたアトラクションをこなしていく。「SASUKE」はシンプルかつ奥の深い企画が幅広い層に人気となっている。
 1997年に始まった「SASUKE」が7月3日放送の大会で30回目を迎える。第1回放送から総合演出を務める“SASUKEのブレーン”ともいうべき乾雅人氏に話を聞いた。

――あの、人間には不可能なようにも思えるアトラクション、どのように考案されているのですか?

やっぱりそう見えますよね。ですが、個々のアトラクションはある程度の身体能力があれば誰でもできるんですよ。セットを考案した段階で、日体大の学生やアルバイトに協力してもらってシミュレーションしています。

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あまたの挑戦者を阻んできた「反り立つ壁」

特に「SASUKE」で有名なのが、「反り立つ壁」。これも最初はだれもクリアできないんじゃないかと言われていました。当初のシミュレーションでは誰もクリアできませんでした。

ただ、当時、東大の大学院を卒業した入社2年目のアシスタントディレクターが、「計算上は絶対できる」と言い張るのです。そこで、彼の提案した「手前からは助走をつけずに、円の最下部から助走スタートし、ジャンプする」というやり方で挑戦すると、全員できるようになった。つまりコツがあるのです。というか、コツさえつかめばクリアは可能です。ただ、それがエリアが連続していくうちに、人間の限界を超えていくのです。

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逆流するプール、その名も「バックストリーム」!

1997年、「筋肉番付スペシャル」という特番の1コーナーとして始まった「SASUKE」も今回で30回目を迎えますが、第28回大会から、「泳ぐ」エリアも取り入れました。逆流するプールを作ったんです。「SASUKE」という忍者みたいな名前がついている以上、陸海空、すべてを制さなければ、完全無欠とは言えません。

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