海外でも爆発人気、「SASUKE」の魅力 「SASUKEのブレーン」乾雅人氏に聞く

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ベトナム版「SASUKE」
 「SASUKE」人気は日本だけにとどまらない。海外でも爆発的な人気を誇る。すでに157の国と地域で放送される一方、アメリカでは「American Ninja Warrior」という「SASUKE」のフォーマット番組も作られている。
 視聴率は好調で、同時間帯ではあの人気ドラマ「24」最新作に勝利。「忍者がジャックバウワーに勝った」と米メディアが報じるほどの人気となっている。
 また、東南アジアでも日本の「SASUKE」が放送されてきたが、今年はASEAN40周年を記念した「SASUKE ASEAN OPEN CUP」がマレーシアにて開催、そしてベトナムではオリジナル版も作られ始めている。

米国でのヒットのキーワードは「ニンジャと筋肉」!

――海外でも人気の要因をどうご覧になりますか?

アメリカ版「SASUKE」は現地製作番組なので、私は直接携わってはいませんが、「SASUKE」を楽しむに言葉はいりません。見ればわかりますから。特にアメリカ人にとって、「忍者」と「筋肉」はいい取り合わせだったのかもしれません(笑)。アメリカ人は鍛えるの大好きですから。

さらにアジア圏では別の楽しみ方がされています。アジア圏ではマレーシアのスポーツ省から「ぜひ政府を挙げてSASUKEを応援したい」とASEAN OPEN CUPが開催されました。今後「SASUKE」を通し、青少年育成の事業として、体育館や公園にSASUKEのエリアを置いて、みんなに体を動かす喜びを知ってもらいたい、ということでした。ルールも簡単だし、道具も不要な「スポーツ」ですから。

アメリカやヨーロッパ、アジア各国、世界中の人々が日本のSASUKEオールスターズを知っている。現地でスター並みの人気なのは毎回驚かされます。

――ちなみに乾さんはご自分で挑戦されることはあるのですか?

ちなみに、乾氏自身はSASUKEに挑戦したことはない

いえいえ、よく誤解されるのですが、私は別に筋肉ムキムキが好きなわけではありません(笑)。各エリアをやってみたいとは一度も思ったことはありません。

それは、自分が考案したエリアに自らが挑戦して、難易度が高いと思ったら「絶対無理! もうちょっと簡単にしよ!!」って言ってしまうかもしれません。私はあくまで製作サイドの人間ですから。「これは誰もできないだろう」「エリアを見たらきっと腰を抜かすだろう」とたくらみながら新エリアをつくるのが楽しいのです。

彼らが自分の想像を超え、難関を克服する姿を見て感動する。それがきっと視聴者の皆さんの「驚き」につながる。「SASUKE」の魅力とはきっとそういうものだと思います。

「SASUKE2014」はTBS系列にて7月3日(木)よる7時より放送(一部地域は18時57分より放送)

(撮影:風間仁一郎)

林 智之 ライター
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