米国でのヒットのキーワードは「ニンジャと筋肉」!
――海外でも人気の要因をどうご覧になりますか?
アメリカ版「SASUKE」は現地製作番組なので、私は直接携わってはいませんが、「SASUKE」を楽しむに言葉はいりません。見ればわかりますから。特にアメリカ人にとって、「忍者」と「筋肉」はいい取り合わせだったのかもしれません(笑)。アメリカ人は鍛えるの大好きですから。
さらにアジア圏では別の楽しみ方がされています。アジア圏ではマレーシアのスポーツ省から「ぜひ政府を挙げてSASUKEを応援したい」とASEAN OPEN CUPが開催されました。今後「SASUKE」を通し、青少年育成の事業として、体育館や公園にSASUKEのエリアを置いて、みんなに体を動かす喜びを知ってもらいたい、ということでした。ルールも簡単だし、道具も不要な「スポーツ」ですから。
アメリカやヨーロッパ、アジア各国、世界中の人々が日本のSASUKEオールスターズを知っている。現地でスター並みの人気なのは毎回驚かされます。
――ちなみに乾さんはご自分で挑戦されることはあるのですか?
いえいえ、よく誤解されるのですが、私は別に筋肉ムキムキが好きなわけではありません(笑)。各エリアをやってみたいとは一度も思ったことはありません。
それは、自分が考案したエリアに自らが挑戦して、難易度が高いと思ったら「絶対無理! もうちょっと簡単にしよ!!」って言ってしまうかもしれません。私はあくまで製作サイドの人間ですから。「これは誰もできないだろう」「エリアを見たらきっと腰を抜かすだろう」とたくらみながら新エリアをつくるのが楽しいのです。
彼らが自分の想像を超え、難関を克服する姿を見て感動する。それがきっと視聴者の皆さんの「驚き」につながる。「SASUKE」の魅力とはきっとそういうものだと思います。
「SASUKE2014」はTBS系列にて7月3日(木)よる7時より放送(一部地域は18時57分より放送)
(撮影:風間仁一郎)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら