8位の東京海上日動火災保険は文系上位だ。学生のコメントでは「わかりやすい」「丁寧」という声が多い。
「企業説明がわかりやすく、グループワークや社員懇談も多くのことを知ることができた」(その他国公立大・文系)
「とても丁寧」(その他私立大・理系)
現場経験も東京海上のインターンシップの魅力である。
「人事の方ではなく社員の方と直接触れ合い、営業に同行させていただくことまであった」(その他私立大・文系)
「インターン後も社員さんとお話しする機会が沢山あるため、企業の風土をよく知ることができる」(早慶大クラス・文系)
IT業界のインターンシップは実践スキル型だ。9位のSCSKはプログラミングの評判がいい。
「実際にプログラミング体験ができた」(上位私立大・理系)
「アプリのようなものを自分たちで作るワークが楽しかった」(上位私立大・理系)
「実際に製造・テストまで体験できたのがよかった」(上位国公立大・文系)
安心できる雰囲気に好感
同じく9位タイの第一生命保険へのコメントに目立った特徴はない。たぶん学生を過度にリードしようとするとがった内容ではなく、淡々とした雰囲気のインターンシップのように思える。こういうインターンシップは学生を落ち着かせ、安心させる。ひとつの理想型かもしれない。
「リクルーターの方と話せる、自己分析の手伝いをしてくれた」(その他私立大・文系)
「雰囲気がよかった」(その他私立大・文系)
今年は、コロナ禍の中で2021年卒採用が計画より遅れた企業が多く、例年であれば最もインターンシップが実施される8月の開催数が減少した。代わりに、9月がピークとなるとともに、10月以降もそれほど大きく減少しない見込みだ。対面形式とオンライン形式の両方を組み合わせて開催する企業が多い点も特徴だ。
来年のこのランキングでオンラインインターンシップがどう評価されるか気になる。今回、評価ポイントが「社員」というコメントが多かったが、オンライン開催では「社員」による差別化がリアルと比べると難しくなる。よりプログラム内容による差別化が問われることになりそうである。
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