3位の三井住友海上火災保険を評価する学生は向学心が高い。目立つのは「理解が深まった」という表現だ。「内定者や社員と話す機会が多く、事業や社風についての理解が深まった」(早慶大クラス・文系)、「業界理解、職種理解が深まる内容だった。社員と少人数で話せる機会があった」(早慶大クラス・文系)
期間も長いが、学生へのフォローは行き届いている。「プログラムが終わった後も、自宅に社員の方からのメッセージカード、フィードバックが届くなど、かなり丁寧なインターンシップだった」(上位私立大・文系)
インターンシップの内容も練られており、学生は「客観的」と感じている。客観的だと納得しやすく好感を得やすい。
「今年度の内定者の方がインターン参加者を見てくださり、客観的な視線で自身がどういう立ち回りをしていて、どこが強み弱みなのかを知ることができた」(上位国公立大・理系)
社員の「笑顔」が好印象
4位のJTBグループへのコメントで目立つのは、「笑顔」「楽しそう」「魅力的」。「笑顔が素敵だった」(中堅私立大・文系)、「社員の方が楽しそうに話していた」(上位私立大・文系)といい、旅行業は接客サービス業だから、人間力に富む社員が多そうだ。「座談会」や「懇親会」と書いた学生も多い。期間は5日だが、学生を飽きさせない工夫があるようだ。
「座談会を多く設けてくれた」(その他国公立大・文系)
「インプットとアウトプットのバランスが取れていて、企業についての理解が深まっただけでなく、就活生としてのスキル向上も実感できるプログラムだった」(旧帝大クラス・文系)
ここまでの企業4社への評価では圧倒的に文系が多かったが、5位のNTT西日本では文系9名、理系10名と文理がほぼ同数だ。NTTの通信事業は誰でも知っていること。学生のインターンシップ評価ポイントは「社員」にある。
「本社が綺麗で、人も素敵だった」(中堅私立大・文系)
「社員がフランク、個別質問にも丁寧に答えてくれた」(上位国公立大・文系)
「ビジネス体験の担当者からのフィードバックがとてもよかった」(その他国公立大・文系)
無料会員登録はこちら
ログインはこちら