1位のニトリへの学生コメントで目立つのは「楽しい」という形容詞だ。「楽しかった」(旧帝大クラス・文系)、「ただ楽しい」(その他国公立大・理系)、「ゲーム形式で理解できて楽しかった」(上位私立大・文系)と素直に喜んでいる。
内容も下記のコメントから想像できる。学生はニトリの提供するゲームにはまっており、内容も進行もかなり吟味されていることがわかる。
「ボードゲームを通してのビジネスモデルを簡単に理解することができた」(上位私立大・理系)
「ゲーム性のあるわかりやすいインターンシップだった」(上位国公立大・文系)
「実際に経営者の立場で人員を動かすゲームが体験できた」(早慶大クラス・文系)
社員のキャラクターも好感度を左右するが、ニトリには後輩の面倒見がいい先輩が多そうに思える。
「新卒担当の社員の方との距離が近かった」(早慶大クラス・文系)
「社員さんと触れ合える、かつ社員さんが明るい人ばっかりだった」(早慶大クラス・文系)
体験・体感型が人気
2位の凸版印刷はグループでのワーク、事業内容の体感が評価されている。「業務体験のワークができた」(上位私立大・文系)、「クライアントの課題解決」(上位私立大・文系)という声もあり、体験・体感はインターンシップのキーコンセプトになりつつある。
社員の対応も丁寧だ。「社員が1人ついてくれる業務実習だった」(早慶大クラス・文系)、「社員の雰囲気」(早慶大クラス・文系)、「先輩社員との個別座談会」(その他私立大・文系)とあるが、年齢が自分に近い若手社員への親近感があるようだ。
近年のインターンシップは競争倍率が高く、希望しても選考によって落とされることがある。採用選考の前にインターンシップ選考という壁がある。ところが、凸版印刷は太っ腹。「1dayインターンシップには選考がなく、門戸が誰にでも開かれていた」(早慶大クラス・文系)。こういうところを好感する学生は多そうだ。
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