「なんでそんなことを知ってるの?」という東大生たち
東大生は、びっくりするほどいろんなことを知っています。
テレビ番組「東大王」で出題されるようなクイズに答えられる人も多いですし、雑学的なことや趣味のこと、本のことなど、一見勉強と関係なさそうな物事も含めて、知識の引き出しがやたら多い人がかなりいると感じます。
多くの東大生は、知識の幅が広く、会話のレンジが非常に広いのです。だから僕なんかは、話についていけないこともしばしばです。
例えばこの前は、古典作品『罪と罰』について話していたと思ったら、「罪と罰といえば」とゲーム『ペルソナ』の話になり、「ペルソナといえば」とバレエ『仮面舞踏会』の話になり、「仮面舞踏会(マスカレード)といえば」と東野圭吾著『マスカレード・ホテル』の話になるみたいに、あっちに行ったりこっちに行ったりして、「どうしてこんなにいろんな分野につながっていくんだ?」と思うほど、話をつなげて思考するのが彼ら彼女らの特徴なのです。
これを指して、「やっぱり東大生は、記憶力がいいんだね」と言われることがありますが、実はそういうことではありません。これは、東大生が物事を理解するときに前提としている「思考のプロセス」が関係しているのです。
どういうことか、今回は「なぜ東大生はあんなに知識の引き出しが多いのか」について解説していきたいと思います。
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