必修化された「プログラミング教育」の真の目的 学ばせたいのは社会で必須の「論理的思考」

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今年度、小学校で必修化された「プログラミング教育」。この教育の目的や内容について、小学生のプログラミング教育事情に詳しい熊谷氏にその詳細を聞きました(写真:Fast&Slow/PIXTA)
小学校でも今年度から必修化された「プログラミング教育」。小学生のお子さんを持つ保護者の皆さんは、「そもそも、プログラミング教育って何?」「プログラマーになるための授業?」と、さまざまな疑問を持っていることでしょう。
そこで、『小学校6年生までに必要なプログラミング的思考力が1冊でしっかり身につく本』著者であり、小学生のプログラミング教育事情に詳しい熊谷基継氏にその詳細を聞きました。

プログラマーになるための教育ではない

小学校では今年度から、中学校では来年度から、高校では再来年度から全面実施となるなど、政府主導で「プログラミング教育」が推進されていますが、いったいこれはどのような目的の取り組みなのか、皆さんご存じでしょうか?

誤解している方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、これはプログラマーになるためのスキルを学ぶだけの教育ではありません。文科省が発表している「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」には、このような記述があります。

・コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けること
・論理的思考力、すなわち「プログラミング的思考」を育成すること

つまり、その狙いは、「プログラミングスキルの向上」だけではなく、主に「論理的思考力」を育成すること、そのためのツールとして「プログラミング」が最適だ、ということなのです。

この「論理的思考」、簡単にいえば「問題発見をして、問題を解決する力」は、社会人になってもさまざまな場面で必要になることはいうまでもありません。ロジカルに考えられる人の論理的なプレゼンはスッと頭に入ってきますし、経営において現状を正しく分析して把握するためにも論理的思考力は大切です。

また、新商品の企画書や提案書を作る際、小説やマンガを作る際などあらゆる場面でロジカルシンキングは必要になります。

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