人材採用も数字で管理
今、あなたは営業に携わっているとします。売り上げ目標を達成するために毎月10件の成約を取らないといけません。この目標を達成するには何をするべきでしょうか?
いちばん確実な方法は、必要なプロセスを分解し、それぞれのプロセスに対して具体的な数値目標を置く、すなわちKPI管理をすることです。KPIとはKey Performance Indicatorの略で、目標の達成度合いを測る重要な定量的指標を指します。
営業の場合、一般的には、全体の案件数、顧客の訪問回数、成約率、受注単価、解約件数などが重要な指標となります。これを日次や週次、月次ごとに計測し、プロセスの進捗を管理します。
この管理手法は、個人だけでなくチームにも応用することができます。誰がいつ、どこまでやるべきか? その達成度合いはどのくらいか?
すべてを可視化することで、時には仲間に手を貸したり、チームで新規開拓に当たったりなどの対策を講じることができるのです。
営業だけではありません。生産やマーケティング、商品開発や品質管理といった仕事であっても、ゴールを達成するためにプロセスを分解して、それぞれの指標を管理することが重要であり、このKPI管理の考え方は有効に働きます。
このごく当たり前の考え方は、人材採用でも活用できます。自社に興味を持ってもらうために、どんな方法で何人にアプローチできたのか? その結果、自社の採用面接に何人が受けにきたのか? そのうち何人が入社意欲を持ってくれたのか? こうした数値管理を行って初めて、確実な採用へと結び付けることができるのです。
一見、運命的な「ご縁」や「出会い」も、天から降ってくるものではありません。きちんと数値目標を追いかけて、できることをやりきってこそのご縁であり、出会いなのです。
1000→85→13→10の法則
毎月10人の中途採用者を仲間に迎える。これがビズリーチのこの1年間の目標です。
10人採用するには、13人に内定を出す必要があります。13人に内定を出すためには、85人を面接しなければならない。85人に面接をセッティングするためには、毎月、1000人に声をかけなければならない。これが、現在のビズリーチにおける人材採用のKPIです。
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