在宅勤務でも生産性が落ちない人の3つの習慣 意図的な「サボり」が仕事のメリハリを生む
在宅勤務が普及した今、「部下たちは在宅でしっかり仕事ができているだろうか」と心配する管理職も多いと思います。たしかに、自宅で気がゆるむ人もゼロではないでしょう。
しかし、実は在宅勤務は、怠けてしまいやすいと思われがちですが、意外にもオーバーワークになりやすいということをまず知っておいてください。これにはふたつ理由があります。
意外に難しい自己マネジメント
ひとつは、スキマ時間がないこと。オフィスでは移動や休憩など、自分で思っているよりも実は仕事をしていない時間があります。しかし在宅勤務ではそうしたスキマ時間がありません。つねにネットでつながっていることも、小さなスキマ時間を奪っていきます。
例えばオンライン会議を立て続けに入れてしまうと、トイレにも行かずに何時間も続けて仕事をしているなんて状況が、簡単に生まれます。営業職の知人は、「移動がないのは楽だけど、お客さんとの打ち合わせが連続してつらい」とこぼしていました。
もうひとつは、パーキンソンの第1法則です。これは、公務員の仕事を分析する中で発見された「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則ですが、そのまま在宅勤務にも当てはまります。自宅にいる気安さから、ついダラダラと集中力を欠いてしまい、結果的に残業が増えてしまう。通勤がなく、プライベートも含めた「与えられた時間」が長いがゆえに、その時間をすべて満たすまで仕事が膨張してしまうのです。
このように在宅勤務では、怠けてしまうにせよ、逆にオーバーワークになるにせよ、労働の生産性が低下する危険をはらんでいるのです。これを回避するコツを3つ紹介します。
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