「在宅勤務あるある」に誰もが苦しむ根本原因 社労士社長がテレワークしてわかった現実
「これユーチューブで見たことある」。オンラインで会議をしていると、突然、書斎の扉が開き、2歳の娘が大声を上げながら会議にジョインしてきたではないか!
私の仕事は、派遣スタッフ含めて従業員数120名の社会保険労務士法人の代表です。家族構成は妻、2歳の娘、0歳の息子の4人。新型コロナウイルスが話題の中心となりつつあった2月初旬に、長男が誕生しました。
新生児と幼児がいることから、コロナの感染拡大防止については、ほかと比べて比較的早く対応策の検討を始めていました。事務所としては、通勤ラッシュを避けるため、スタッフそれぞれの通勤環境に応じた時差勤務を導入し、クラスターが発生した場合に備え、従来のチームを分けてリスクを減らしました。そして最後に、在宅勤務の導入を検討し始めたのでした。
最初は「ちょうどよかった」と思っていた
私も緊急事態宣言が発出される少し前から、在宅勤務に移行していきました。自分自身はもともと家で仕事をすることも多かったため、あらためて在宅勤務について業務の洗い出しなどする必要もなく、必要な書類や参考図書などを持って家に帰りました。
したがって、在宅勤務というものには、なんら抵抗感はありませんでした。むしろ、生まれたばかりの長男もいるし、ちょうどよかったくらいに考えていたのです。でも、それは間違いでした――。
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