「在宅勤務あるある」に誰もが苦しむ根本原因 社労士社長がテレワークしてわかった現実

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つまり、コントロールが難しい子どもが活動している時間帯にできる仕事と、寝ている時間にできる仕事とをあらかじめ分けることにより、フレキシブルな働き方が実現できるのです。例えば、次のように業務を分けます。

①メールの確認やそれに対する返信、スタッフへの指示出しのメールなど、子どもの相手をしながらできる業務
②Webによる会議など相手がいる業務で、可能なかぎり子どもが寝ている時間にしておきたい業務
③プレゼンテーション資料の作成など、集中して時間を使いたい業務

①は日中に、②は昼寝している時間帯に、そして③は子どもが就寝している早朝、または夜間帯にやることにしました。こうすると、通常のような9時から18時で、休憩時間は正午から1時間という働き方では到底対応できません。

私の場合、夜間を原稿など文章作成の時間と、動画の企画や実際の撮影および編集後のチェックの時間とし、早朝と昼寝しているであろう時間帯にWeb会議、面談を入れていきました。そして、それ以外の時間帯はスタッフの勤怠の承認や業務報告の確認、メール対応などに充てています。

電話はやめてくれ

私が在宅勤務している中で最も厄介なのが、電話です。何しろ、タイミングにかなり左右されるので、恐ろしく時間の無駄になることが多いのです。

例えば、オムツを替えている最中やミルクをあげている最中だと、なかなか電話に出ることはできません。そして折り返すと、今度は相手のタイミングが悪いのか、つながらないなんてこともありました。

その挙句、電話がつながって要件を聞いたところ「いったん確認しないとわからない」というケースも……。正直なところ、相当急ぎの要件でなければ、メールやLINE、メッセンジャーなどで連絡をしてほしいと思いました。

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