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「在宅勤務あるある」に誰もが苦しむ根本原因 社労士社長がテレワークしてわかった現実

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  • 大槻 智之 特定社会保険労務士、大槻経営労務管理事務所代表社員
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何かヒントはないものかと思い、いろいろな方にヒアリングをしました。

(1)テレワーク熟練者・伊藤さん(仮名)の場合

まずは、カナダに本社がありグローバルに展開する会社の日本支社に勤務している、伊藤さんに話を聞いてみました。

伊藤さんは、6歳のお子さんと奥様との3人暮らし。コロナ以前から、基本的に会社には出勤しないテレワーク歴が長い方です。

お子さんとの在宅勤務についてはほぼ同じような状況でしたが、6歳ということで昼寝時間がほとんどなく、国内の社員とのWeb会議は、仕方がないので「ガラガラのカフェでやっています」とのことでした。

カナダ本社などとのやり取りは、逆に深夜帯なので在宅でもまったく支障がないそうです。今はテレワークといっても在宅していなければいけないので、「いかに自分だけの時間を作るかがカギ」とおっしゃっていました。

(2)ITコンサルタント・大山さん(仮名)の場合

大山さんはITコンサルタント会社の経営者です。今まさに、各企業にテレワークを推奨しているところです。きっとうまいことやっているであろうという予想の下、話を聞いてみました。

そんな大山さんの第一声は「クロージングに苦戦している」でした。Webを駆使して営業をするものの、どうしても「それでは検討します」で終わってしまうといいます。いわゆる“モノ”を売る営業はほとんど変わらないけれど、コンサルティングという“無形のモノ”を売るのに苦労しているようです。

また、マナー研修など実際のワークを必要とする研修がWeb研修ではうまくいっておらず、「数カ月後にマナーのなっていない営業がたくさん出てくるかもしれない」と、冗談交じりに話してくれました。

(3)事務職の平井さん(仮名)の場合

平井さんは、公的事業にかかわる事務職の独身女性です。通勤地獄から解放され、仕事にも集中できて生産性が上がったそうです。ただし「やはり寂しいです」とも漏らします。

一人暮らしで集中してやる仕事にはもってこいである一方、発想やアイデアが必要な場面では支障があるようです。あらためてミーティングする場はWebで設定すればいいものの、「何気ない会話から生まれるアイデアが出づらくなっている」と、少なからぬ不安を口にしていました。

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