話が退屈な人と「うまく弾む人」の決定的な差 相手のことを思って「話を広げる」のがコツ

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これら拡張話法を使う最大の目的は、相手の話を「広げる」ことです。メインで話しているのは相手で、あなたが聞く側だとしても、主導権はあなたにあると意識してください。

人は、基本的に自分のことをわかってほしい生き物です。拡張話法を使うと、相手は気分よくたくさん話してくれます。

その「気分よく、たくさん話せたな」という印象が、「また、あなたと話したい」につながるのです。

これはオンラインでもオフラインでも変わらない大原則なのです。

会話を弾ませる「18のフレーズ」

ここまでは「拡張話法」のやり方について、お話しさせていただきました。

聞き方も含めて話し方。ここまではご理解いただけたと思います。

しかし、ひと口に「相手の話を広げる」と言っても、話す内容に応じて、色んなパターンがあります。「こんなときはどうすればいいのか」「あんなときはこの言葉が有効だ」など話を広げるキーワードをリスト化しておいて、シチュエーションによって使い分ければいいのです。

そこで、私がストックしているリストの一部をご紹介いたしましょう。

「そうだよね、わかるよ」
「大変だったね」
「そうなんだー、よく頑張ったね」
「よかったねー、私もうれしい」
「へー、それはすごい」
「やっぱりー」
「さすがだね」
「うん、なるほど、なるほどー」
「へー、それでどうなったの?」
「さあ、面白くなってきたね」
「とても勉強になりました」
「ありがとう、本当にうれしい」
「大丈夫、必ずうまくいくよ」
「私はあなたの味方だからね」
「一緒に考えよう」
「あなたのおかげです」
「助かります」
「これからもよろしくお願いします」

まだまだたくさんあると思いますが、これらのキーワードを意識的にストックしておいて話すのと、その場しのぎで話すのとでは結果がまったく違ったものになります。

これらのキーワードに絡めて、自分なりの質問を使って相手の言いたいことを広げていけば、あなたは必ず相手にとって必要な人になります。

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