在宅でヒマを持て余す会社員に欠けている視点 今までは飲み会にカラオケに忙しかったが…

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仕事であれば生活のための「せざるをえないもの」であるがゆえに、ある程度の我慢をする、という人が多いかと思いますが、趣味は「あえてやる」がゆえに、まさにそこには自分なりの個性や性格が表れるものなのです。

つまり、何を選ぶも自分次第で、誰かが教えてくれるわけでもありませんし、自分自身で自分に合う対象を探すしかないのです。

何をしているときが自分は楽しいのか、どんなことに自分は興味を持っているのか――。

まさに趣味探しとは自分探しそのものであり、自分自身を深く理解する必要があるものですから、仕事探し以上にクリエイティブになる必要はあります。

「一歩踏み出してみる」という挑戦スピリットを持つ

とはいえ、そんなにまじめに考えることもなく、冒頭申し上げたとおりに「まずはやってみる」でいいのだと思います。

挑戦してやってみないことには「自分にとっての正解」はわかりません。

むしろ、そうやって「まずは一歩踏み出してみる」という挑戦スピリットを持つことが趣味を見つける、または継続するための重要なポイントなのです。

普段と同じことの繰り返しでは、新しい対象たる趣味はいつまでたっても見つからないでしょう。

「あえてやる」と先ほど申し上げましたが、まさにあえて遠回りしてみる、あえてまったく知らない世界に飛び込んでみる。

そういった好奇心が大事であり、事前のバイアスなく好奇心さえ持ち続ければ、たとえ趣味という趣味がなくとも、「華のある人生」になりうるのではないでしょうか?

趣味人の友人や知り合いの趣味をまねしてみる、ネット上で趣味に生きる人の動画などを見て、自分の興味の対象を探してみる。

待っていてもこればかり誰かが正解を提示してくれるわけではありませんから、仕事でも発揮されているリサーチ力で、まずは興味のありそうな対象をリスト化して、関連書籍や動画などで具体的なイメージを膨らませて行くとよいでしょう。

頑張り太郎さんがそのような好奇心をきっかけに、仕事だけでなくプライベートも充実した人生を送られるであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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