40代の女性Cさんは、かつて大企業で年収1500万円を稼いでいましたが、辞めてボランティア活動を始めました。カウンセリングで、私が「自分らしい生き方を選んだんだね。海外でも活動して人を幸せにして素晴らしいね」と言うと号泣してしまいました。
「自分の母親から『お前はダメだ』と叱られ続けてきた。友達からも『年収1500万円あったのに辞めてバカじゃないの?』と言われた。自分で自分の生き方を否定し続けてきたけれど、初めて生き方を肯定してくれた」と言っていました。
Cさんは、婚活を始めて4カ月で成婚しました。相手の男性は年収1000万円以上、学歴も高く、優しそうで、趣味はスポーツ、美術鑑賞。そして彼もボランティア活動が好き。私はこの男性はCさんにぴったりだとすぐに見抜きました。
危機的な状況にさらされ、生き方を見つめ直す
私はラジオ番組「植草美幸の恋愛・結婚相談」でリスナーのみなさんから相談を受けているのですが、その件数がコロナ騒動を契機に急激に増えました。質問の内容もみなさん似ています。
「私はどういうふうに生きたらいいですか?」
こうした根本的な問題が増えているのです。年齢層は20~50代まで、ほとんど女性です。危機的な状況にさらされると、生き方をみつめ直す人も多いようです。
「結婚できる可能性ありますか?」という相談も多いですね。自分は婚活市場で需要があるのか、どのレベルの相手とお見合いすればいいのかを知りたいのでしょう。
しかし、何度も言うように「結婚したい」という思いだけでは結婚はできません。大切なのは、まず自分がどういうふうに生きたいか。それによって選ぶ相手は変わります。今の状況を強いて前向きに考えるとすれば、自分と向き合い軌道修正する機会を与えられたと言えるかもしれません。
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