労働力不足が叫ばれる昨今、政府は「女性」「高齢者」「外国人」の労働生産性を高めようと躍起になっている。
しかし、忘れてはいないだろうか?
最も労働力としての活躍が期待されている「若者」にも、まだ活躍の場を得られていない人たちがいる。それは「フリーター」や「ニート」と呼ばれる人たちだ。「フリーター」の定義は、内閣府によると、次のようなものとなっている。
フリーターは約150万人
「15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、①雇用者のうち勤め先における呼称が『パート』か『アルバイト』である者、②完全失業者のうち探している仕事の形態が『パート・アルバイト』の者、③非労働力人口で家事も通学もしていない『その他』の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が『パート・アルバイト』の者」
少し難しい表現もあるので、簡単に特徴を書き出すと、次のようになる。
・学生は含まない(女性の場合は既婚者を含まない)
・「パート」や「アルバイト」として働いている人(探している人も含む)
日本のフリーターの数は、総務省統計局が発表している労働力調査を見ると、2011年以降減少傾向にある。ただ、減少しているとはいえ、なお約150万人のフリーターが存在している。
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