もちろんフリーターやニートの中には、自分の意思で正規雇用ではない働き方を選んでいる人や、夢を追っているため融通が利く仕事を得るためにアルバイトをしている人たちも存在する。
ただ、私が日々、20代向けに就業サポートをしていると、一度レールから外れてしまったばかりにフリーターとなり、なかなか抜け出せない人や、最初は自分の意思でフリーターを選んだが、将来のことを考えると「このままだとマズい」と考えるようになった人も数多くいる。
今回、そうしたフリーターの状況から抜け出し、社会に出て活躍したり、将来の安定を手に入れたい人たちに、「2月に就活を開始すべき」理由と方法をご紹介したい。この記事をきっかけに一人でも多くのフリーターが就職し、自分の人生を好転させるきっかけになればと思う。
現場感覚として、フリーターから正規雇用への就職を考えるうえでのポイントは2つ。1つは「選考ハードルが下がる」状況を狙うこと、もう1つは「就活へのモチベーションが高い」タイミングで活動することだ。
「2月」は、これら2つを満たし、フリーターが就活を行う最適な時期だと考える。欲を言えば1月から情報収集を開始していればなおいいが、実際に選考を受け始めるタイミングとしては2月でもいい。ではなぜ2月が最適なのか、具体的に説明していこう。
年明けから新卒辞退者が増えてくる
就業経験がほとんどないフリーターが正規雇用を狙える採用枠は大きく2つある。1つは「新卒枠」、もう1つは「中途枠(ポテンシャル採用枠)」だ。
学校を卒業して3年以内であれば、企業は新卒として扱うように経団連から要請はされているが、フリーターが就職を目指すのであれば「中途枠(ポテンシャル採用枠)」が現実的だ。新卒枠では、「真の新卒(大学4年生)」と比較されてしまい、就職していない事実、空白期間を理由にマイナス評価を受けることがほとんどだからだ。
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