"スマホ見すぎ"な令和の子が抱える深刻な闇。《陰謀論》《歪んだ正しさ》に飲み込まれる子どもたちの行く末とは

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スマホを見る子ども
最近の子は反対意見を想像する力が弱まっているといいます(写真:zhengqiang / PIXTA)
スマートフォンが日常生活の中心に入り込んで久しい現在、その便利さの裏側で、近年「スマホ認知症」と呼ばれる現象が教育現場や医療の専門家の間で深刻視され始めています。今回は、『スマホ認知症 思考力・判断力・集中力を奪われないために』を上梓した西岡壱誠氏に、スマホのサジェスト機能が与える子どもたちへの影響について解説してもらいました。
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令和の子は反対意見を想像する力が弱くなっている?

最近、学校の先生方からよく聞く話があります。それは、「今の子どもたちは、反対側の意見を想像する力が弱くなっているのではないか」という指摘です。

たとえば英作文の授業で、「あなたはこの意見についてどう思いますか」という問いが出されたとき、本来であれば「こういう批判も考えられるが、それに対して私はこう反論したい」といった形で、複数の視点を行き来する思考が求められます。

しかし実際には、「自分はこう思う」という一方向の意見は書けても、「反対意見を想定し、それに答える」という構造を作れない生徒が非常に多いそうです。

これは小論文でも同じです。小論文では、単に自分の主張を書くのではなく、反対意見を踏まえたうえで、自分の立場を相対化し、より説得力のある主張を組み立てる力が求められます。

しかし、偏差値が高い生徒であっても、この「反対側の視点を想像する力」が弱いケースが目立つと言います。

次ページインターネットでさまざまな意見が手に入るはずだが…
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