「推論力」がある人とない人の決定的な違い 5G時代に身に付けておきたい「洞察的帰納法」
5G時代の3つの副作用とは?
副作用の1つ目は、モノや情報自体の差別化が難しくなってしまうことです。5G時代には、これまで以上にモノや情報が「誰でも」「いつでも」手に入る状態となり、それ自体で価値を生み出すことが難しくなってしまいます。
そして2つ目の副作用は「情報が流れるスピードの速さ」があなたを圧倒するがあまり、1つひとつの情報の「意味合い」や「解釈」が難しくなってしまうことです。5Gによって情報のスピードが加速度的に増えていくと、人は「情報に追いすがる」だけで精いっぱいとなり「情報を解釈し、推論を働かせる」ことに気が回らなくなります。これは、あなたも実感しつつあるのではないでしょうか。
そして3つ目の副作用は、私たちの働き方にマイナスの影響を与えかねないことです。情報やデータがリアルタイムに可視化されれば、リアルタイムな対応を迫られることになります。いわゆる「高速PDCA」です。しかし高速PDCAは、ややもすればPDCAサイクルを回す現場を単なる「PDCAマシーン」に変えてしまい「次の仮説を立てる」という仮説検証サイクルを回らなくしてしまいます。
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