「令和」時代に日本人が巻き込まれる3つの大波 大胆予測!外交戦争が起き、一億総情報弱者に
未来を予測するための情報はすべて、今、その萌芽が見えています。必要なことはそれが次の時代にどうエスカレートしていくかを予測することです。令和を代表する3つの時代キーワードを紹介します。
外交問題の肥大化=外交戦争へ
令和の時代を象徴する重要なキーワードの1つが「外交戦争の時代」です。その萌芽はすでに平成の終盤に目に見えて増えています。韓国による慰安婦や元徴用工の問題に始まり、日本の排他的経済水域(EEZ)内で起きた自衛隊機へのレーダー照射事件など日韓関係はかつてないほどに緊張しています。
北朝鮮のミサイル問題は米朝会談が暗礁に乗り上げたことで、再びその緊張度は高まっていくことになりそうです。中国はいまや世界の2大覇権国となりましたが、南沙諸島に人工島を建設するなど周辺諸国との摩擦も大きくなってきています。
そしてこれらの外交問題は、令和の時代には外交戦争へとエスカレートしていきます。なぜそうなるのか? それはグローバルな先進国各国で、経済成長が大きく減速するからです。かつて1929年の大恐慌に端を発して、1930年代のヨーロッパが外交戦争の時代になったのと同じメカニズムです。成長が世界的に止まると、他国からのぶん取りが政治の主要テーマになるのです。
令和元年は、中国経済の成長率が減速を始め世界経済もその先行きが怪しくなってきた状況で始まります。そしてどの国も国内経済が不振になると、何らかの形での近隣諸国への「進出」が増加します。つまり政治や経済の国際ルールを少しずつ壊す形で相手国から何かをぶん取る国際政治的な行動が増えていきます。
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