15年間ギャンブルで食った男の「スゴい財布」

こんな財布を君は見たことがあるか

プロギャンブラーとして15年間世界を渡り歩いたというのぶき氏は、一般人の想像をはるかに超える財布を持ち歩いていた(撮影:梅谷秀司)

毎日持ち歩き、おカネの出入り口となる「財布」。そこには、その人のおカネへの向き合い方やマネー哲学が表れがちだ。当連載では、話題の起業家や投資家など一流といわれる人たちが愛用する財布を、それぞれのマネーストーリーと合わせて紹介する。

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連載2回目は、「プロギャンブラー・のぶき」こと、新井乃武喜氏(以降、のぶき氏)。少し光沢のある真っ赤なシャツで現れたのぶき氏は、「ギャンブルで稼いだおカネだけで、世界中を旅してまわる」生活を15年間も続けた浮き世離れした人物だ。

そんな彼が使う財布は、まさにその生き方を象徴する、財布の概念を根本から覆すような代物だった。まずはこの勝負師が過ごした希有な半生をたどってみよう。

大学時代にバイトで月収80万円

のぶき氏は高校卒業後、2浪して大学に進学。大学時代は学業よりも、ひたすらアルバイトに邁進する日々だった。

手掛けたバイトは警備員、NHKの受信料の徴収員、BSアンテナを設置している家を見つける“BSウォッチャー”、サッカースタジアムでの物売り、などなど。寝る間を惜しんでこれらを掛け持ちし、月収は40万円を下ることがなかったという。学生時代の最高月収は、夏休みに記録した80万円。

大学3年の頃からは卒業後の起業を目標に、バイト活動にますます精を出す。大学を卒業して1年が経った頃、貯金は1000万円に到達した。結局、起業には至らなかったものの、あるものがのぶき氏の運命を変えた。

そう、ギャンブルである。

「大学の卒業旅行でラスベガスのカジノに行ったんです。それまでギャンブルには興味がなかったのですが、せっかく行くのならギャンブルというものを徹底的に味わおうと思いました。友人たちが観光を楽しむのを尻目に、自分は睡眠も惜しんで1日20時間近くもカジノに入り浸りました」

かくして、ギャンブルの女神はほほ笑んだ。

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