子どもの読解力を育む最強の2大育児ツール

東大に4人の子を合格させた「最初の教育」

絵本の読み聞かせは、読解力だけでなく人格形成にも影響します(写真:プラナ/PIXTA)
国際学習到達度調査(PISA)で日本の高校生の読解力が8位から15位に大きく低下したことが話題になった(12月3日)。読解力は社会で生きていくために不可欠な力であり、子どもにとっては受験対策としても必要不可欠な力だ。わが子に読解力をつけさせたいと願う親は多い。
4人の子どもを東大に合格させ、『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育』(東洋経済新報社)を上梓した佐藤亮子氏が、我が子に実践した、読解力を伸ばすための教育メソッドを紹介する。

社会で生きていくために不可欠な読解力

私は小学生のとき、「アメリカに奴隷制度があった時代、奴隷に字を教えなかった理由」を知りました。その理由とは、要するに、奴隷に字を教えると本を読むようになり、世の中のことを深く考えられる能力がついてしまうから、というものです。

『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

そうなると、奴隷制度の矛盾を理解して奴隷という自分の立場がおかしいことに気づき、ご主人様に反抗することになる。その反抗を防ぐために、あえて文字を教えなかったということでした。

現代の日本では、文字を全然知らないということはまずありませんが、大人でも長い説明書や契約書などを「ごちゃごちゃ書いてあって面倒くさい」と感じて、しっかりと読まずに印鑑を押してしまう人も少なくありません。

相手はそれが狙いですから、面倒だと思わずに長い文章を読んで理解する読解力が、社会で生きていくうえでは必要です。

次ページ子どもに読解力をつけさせたいなら3歳までが勝負 
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