理想の「バナナ便」を出すためのセルフケア3つ 多くの人が勘違いしている「便秘」の実際
「便を作りためること」が大前提
「“便が3日間、出ません”“1週間、出ていません”と“便秘”に悩む方が連日、相談にいらっしゃいます。
みなさん、とにかく“どうしたら出るのか”を知りたがり、また“便秘はよくない”“便秘になると吹き出物が出る”“続くと大腸がんになる”などと、一様に便秘に対して恐怖心や焦燥感を抱いているのです。でも、それらはすべて誤解で、間違った知識なのです」
そう話すのは、東京都足立区にある寺田病院の神山剛一先生。大腸・肛門の疾患を専門とし、長年にわたり排便障害を治療、研究する、全国でも数少ない排便トラブルのスペシャリストだ。
その神山先生に便秘を中心とした排便トラブルについて聞いたところ、“常識”を覆す思わぬ答えが続々と返ってきたのだった。
「自分が“便秘”だと思っている方の多くが、単に腸内に便がたまっていないだけなのです。便がないのだから出るはずありません。ですが、世の中は“出るか出ないか” “出すにはどうすればいいか” “出ないとどうなるか”などの情報ばかりが目に入ってきます。
しかし、出す前に、まずは大前提として“便を作りためる”ことが重要なのです。そのために自分でできる、排便のための3つのセルフケア方法をお話しします」
アナタは便秘じゃなかった!? 目からうろこの「うんこの話」に乞うご期待!