理想の「バナナ便」を出すためのセルフケア3つ

多くの人が勘違いしている「便秘」の実際

便秘が続くと大腸がんになる?

大腸のがん化のメカニズムはまだわからないことが多く、大腸ポリープががんになることはありますが、便秘によって大腸がんになることはありません

例えば、排便と大腸がんの関係について、1万5000人を「1日2回以上」「1日1回」「3日に1回」の3グループに分けて10年間フォローアップした結果、大腸がんの発生率に差がなかったという研究データもあります。

ただ、「3日間出ないから便秘」などと、便秘をどう定義するかによってまた結果は変わりますし、そもそも便秘をきちんと定義する、証明するのが難しいのが現状なのです

便秘ではないけど下痢が続く

下痢の原因は多様で、最近では隠れた食物アレルギーの影響もあるとされています。少なくとも炎症のない下痢であれば慌てることはありませんが、潰瘍性大腸炎やクローン病など、大腸の問題からくる下痢の場合、炎症性腸疾患という国の難病指定されている病気の可能性も見すごせません

下痢が1週間でおさまるようなら様子見でいいと思いますが、1カ月続くようでしたら専門の病院に見てもらいましょう。もしくは下痢に少しでも血が混ざっている場合も、早めに受診してください。

便秘と老化は関係ある?

便秘は老化を促進させる?

それは逆で、「老化によって促進するのが便秘」と考えてもらったほうがいいでしょう。例えば最近わかってきているのが、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症では腸の細胞の減少が確認されていますが、それによって「便秘と感じてしまう」「便を出そうとしすぎてしまう」傾向にあると研究でわかってきています。

たしかに老化と便秘は関係するとは思いますが、本当に便がたまっている便秘とは異なり、老化の症状と便秘のイメージと合致するパターンに陥っていくのだと思います。

更年期と便秘の関係

女性の加齢と便秘の関係は論文レベルでは証明されていませんが、30代、40代、50代では基本的に「便秘になりやすくなる」といった変化はないと思います。たしかに加齢によるホルモンの変化で身体の反応が変わってきますが、それは便秘に限ったことではないのでひとくくりには言えません

また糖尿病や血圧のお薬を飲んだり、脊柱管狭窄症という背骨の病気になったりと、いろいろなことが付随して、結果的に便秘になりやすくなる可能性はあります。

ですが、年齢を重ねても便秘なく過ごしている人もいるわけですから、そこは個人差なのでしょう。年をとったからと恐怖感を抱かずに、正しく便秘と付き合いましょう。

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