35歳を過ぎたら「内臓に運動」させろ! "食べてダイエット"はこんなに合理的
ダイエットするならまず運動! そう思い込んでいる人も少なくないだろう。前回の記事でも簡単なエクササイズを紹介したが、もちろん、身体を作るうえで適度で適切な運動は有効である。
だがしかし、運動だけで身体を絞ろうとするのは間違いだ。運動はあくまでも「痩せる身体になる」ための手伝い。最も理想的なのは、自分が厳しい運動をせずとも「自分の身体自身=内蔵に運動をさせる」ことなのである。
過度な運動は命を危険にさらすことも
特に、体重が重い場合、張り切って激しい運動をはじめてしまうと体を壊す可能性が高い。ひざを痛めるだけならまだしも、マラソンの最中に心臓発作を起こしたタレントがいたように、心臓に過度の負荷がかかれば命の危険すらある。健康のために始めたはずのダイエットで倒れてしまっては元も子もない。もちろんひざなどを壊してしまった場合も長期の治療が負担となることは言うまでもない。
「年寄りの冷や水」ではないが、だいたい35歳くらいをすぎたら若い頃のつもりで動くことは控えた方がいいだろう。それよりもまずは“内臓を運動させる”方法をぜひ意識してみてほしい。
内臓を運動させるということは、「基礎代謝」を高めるということだ。人間の代謝活動は「基礎代謝」「活動代謝」「食事代謝」の3種類がある。
ご存知の方にも改めて説明するが、生命活動を維持するために消費するエネルギーが「基礎代謝」。血液を全身に送ったり呼吸をして酸素を取り入れたりと内臓が動くのに必要とする、じっとしていても勝手に消費されるエネルギーのことである。
そして、体を動かすことによって消費するエネルギーが「活動代謝」。摂り入れた食物を分解・消化・吸収するために食後すぐに消費されるエネルギーが「食事代謝」だ。
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