35歳を過ぎたら「内臓に運動」させろ!

"食べてダイエット"はこんなに合理的

まず脂肪の作られるメカニズムをざっと説明する。食事をした際に血液中の糖質の値である“血糖値”が上がるが、これが急激に上昇すると様々な器官が傷ついてしまうため、それを下げるインスリンというホルモンが急きょ膵臓から分泌される。この際に血液中の糖質から中性脂肪が作られ蓄積されるのだ。つまり、血糖値の急激な上昇を防ぐことが脂肪をつけない秘訣ということになる。

食事の順番は“コース料理”

というわけで、まず食事の最初に食べていただきたいのが、先ほどの食物繊維を含む食品だ。食物繊維は胃腸のぜん動運動を活発にするだけでなく、胃に壁を作ってその後に摂り込んだ食物による血糖値の上昇を抑えてくれる効果もある栄養素なのだ。

最良の方法をひとつお教えしよう。野菜や海草など食物繊維を多く含んだ具材で味噌汁やスープを作り、食事のはじめにぐっと飲み干してしまうのだ。あたたかい汁物は満腹感を刺激してくれる効果もあるため、相対的にほかの食品の量を減らす効果も期待できる。

この汁物を飲み干した後、副菜を食べ、続いて赤身肉などのメインとご飯を食べる、この順番をぜひ実践してみてほしい。はじめは戸惑うかもしれないが、コース料理だと思えばいいのだ。きっとすぐに慣れるだろう。

また、最近注目されている「GI値」にも注目するのもよい。このGI値の低い食品は、簡単に言うと「血糖値をゆるやかに上げ腹持ちの良い食べ物」なので、これを意識していつも食べている食品と置き換えてみることでさらに効果がアップするだろう。

一念発起して早朝ジョギングといった方法はハードルが高くなかなか続かない。しかし、日々の食生活にプラスする“食べて痩せる”方法は案外簡単で最も効率的だ。効果が目に見えれば、モチベーションを長く保つことができるはずだ。

少しの工夫で無理せず自然に、あなたの腹を凹ませてほしい。検討を祈っている。

次回は、“飲み会の席”はダイエットに最も適した場面であることを解説していく。

(構成:山岸美夕紀)

 

 

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