理想の「バナナ便」を出すためのセルフケア3つ

多くの人が勘違いしている「便秘」の実際

では、神山先生がオススメする、食物繊維もとれる健康にいい料理とは?

世界的にみて、身体にいい食事のイメージは地中海料理ですね。オリーブオイルやナッツ類が中心で便秘にもよく、魚介類もふんだんに使われますから、血液がサラサラになるなど健康にもいい料理です

代表されるギリシャ料理、そこから発展したイタリア料理など、メニューとしてはブイヤベースやミネストローネなどは食物繊維も含めてバランスがいいですね

無形文化遺産に登録されたヘルシーな響きの「和食」だが、実は、お寿司やすき焼き、てんぷらなどは食物繊維があまり期待できない。日本古来の一汁三菜からなる“粗食”ならば、便にも健康にもいいようだ。

適量の下剤なら問題なし

食物繊維をしっかり摂取して、腸に便をためた状態であることを前提として、次のステップが第2のセルフケア「適度な下剤の使用」だ。

「もちろん、腸が自力で動いて自然と出るのがいちばんですが、2、3日待っても出ないようなら、お薬を試してもかまわないと思います。ただ、下剤を使うのであれば“バナナ便”を目指すようにしましょう

このバナナ便は、バランスのいい食生活や腸の“トランジット(次ページ参照)”など、すべての条件がそろえば出てくるので、自分の腸内を知る目安になります。たとえ2、3日に1回の排便でも、バナナ便、もしくは近い便が出ていれば何ら問題はありません」

下剤を使用して、最終的に出てきた便の形状を確認して、1日3錠飲んでいたのを2錠、1錠に減らしたり、毎日飲んでいたのを3日に1度、1週間に1回、2回に減らすなど、コントロールしながら自然に出るよう調整していこう。

「ただ、“お通じが3日間なくて下剤を服用したら泥状便が出てきた”場合は“トランジット”が速くなっていると考えられます。つまりは、その3日間で出なかったのは“便がたまっていなかった”と判断できるのです。

自分で直腸や便がたまっているかを見ることはできませんが、便の形状を見ることで腸を客観的に知ることができるのです」

先ほどから、神山先生が話す「トランジット」は、第3のセルフケア「便の形状を見る」と大きく関わっている。

次ページほとんどの場合は便がたまっているからではない
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