腸内に「やせ菌」を増やす3つの食べ物はこれだ 健康的にやせるために必要なこと

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短鎖脂肪酸を出し、やせ菌を増やす。効果的な食べものの1つは、前出のとおり、食物繊維だ。とくに、「水溶性食物繊維」が有効だ。

腸内「やせ菌」を増やす食べ物(イラスト:AERA dot.)

「日本人が食べている主な水溶性食物繊維は、大麦やオート麦などの穀類、ゴボウなどの根菜類、昆布やワカメ、ヒジキなどの海藻類です」(同)

腸をきれいに掃除してくれる

一方、「不溶性食物繊維」は、大豆や葉物の野菜などに多く含まれる。こちらは短鎖脂肪酸を出すわけではないが、腸の本来の働きを助けてくれる。

「水を吸って膨らみ、スルッと便になって出てくれる。足りないと、便通は悪くなり、腸の中に毒素がたまります。不溶性食物繊維はいわば腸の掃除屋です」

やせ菌を増やす2つ目の食べものが、「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」だ。

糖も善玉菌や日和見菌の大切なエサになる。だが、通常糖類は小腸で吸収される。腸まで届いても、乳酸菌のエサになって善玉菌を増やすオリゴ糖などは、大腸の入り口で早々に乳酸桿菌などに食べられてしまう。水溶性食物繊維も同様、腸の奥まで届きにくい。

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