腸内に「やせ菌」を増やす3つの食べ物はこれだ 健康的にやせるために必要なこと

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江田クリニック院長・日本消化器病学会専門医の江田証医師は、玄米も健康的にやせるためには有効だという。脳に作用する成分があるからだ。

玄米は、『ガンマ・オリザノール』というコメ由来の脂分を含みます。ガンマ・オリザノールは高脂肪食への欲求を減らす効果があることがわかっています」(江田医師)

玄米を食べていると、食の好みがいつの間にかやせ嗜好になるのだという。

お酒はほどほどなら問題ないが、間食は…?

お酒好きの人も多いだろうが、発酵させてつくるビールは腸にプラスに働くのだろうか。

「ビールは腸内環境的にはいいです。ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒、ワインやシャンパン、お米を発酵してつくった日本酒も、飲みすぎなければ問題はありません」(同)

では、存分に飲んでもそれほど大きな問題はない?

「いいえ。アルコールは腸管を刺激するので、1~2杯までにしておいたほうが無難です」

腸内の「悪玉菌」を増やす食べ物(イラスト:AERA dot.)

腸からすっきりやせるためには、残念ながら「おやつ」はおすすめできない。

「人間の腸は、眠っている間や何も食べていないときに、食後の『ぜん動運動』よりも大きな運動をしています。さざ波が伝わるように、食べものの残りかすを押し出す『お掃除運動』です。ただ、このお掃除運動は、何か食べると止まり、ぜん動運動に戻ってしまう。腸をきれいに保つには、ちゃんと空腹の時間を作り、むやみやたらと『間食をしない』ことが大切です」

(編集部・小長光哲郎)

AERA dot.
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