「無力な人間」でも他人を変えられる唯一の方法

「サードドア」著者、学生たちとガチンコ対話

世界的ベストセラーとなった『サードドア』著者が、日本橋浜町にあるHama Houseにて、日本の高校生・大学生に本気でメンタリングしました(撮影:尾形文繁)
多数の起業家を輩出するスタートアップコンテストTOKYO STARTUP GATEWAYが主催する「TSGビジネススクール2019」において、起業を志す高校生と大学生たち5名が、発売たちまち12万部突破のベストセラー『サードドア:精神的資産のふやし方』の著者アレックス・バナヤン氏からメンタリングを受けた(「TSGビジネススクール2019」アレックス・バナヤン講演の内容は前回記事参照)。
18歳のとき、ビル・ゲイツやスピルバーグ、レディー・ガガなど世界屈指の成功者たちに突撃インタビューを試み、著書の出版を実現したバナヤン氏は、その豊富な引き出しから、学生たちの悩みに次々と的確な助言を繰り出した。

ジェネラリストとスペシャリスト、どちらを選ぶか

学生A:僕は大学で勉強しながら起業し、これまでいくつものサービスを作りました。同時に他の興味のあることにも取り組んできましたが、まだ僕にとってのサードドアは見つかっていません。もっと1つのことに絞ってスペシャリストを目指すべきなのか、それともいろいろなことに手をつけてジェネラリストであるべきか、悩んでいます。

話題のベストセラー『サードドア:精神的資産のふやし方』の特設サイトはこちら(画像をクリックするとジャンプします)

アレックス・バナヤン(以下、バナヤン):まず、シンプルにブレイクダウンしましょう。生き残るためには、ジェネラリストであるべきだと思います。しかし、そのプロセスで成功を収め、一層飛躍するためにはスペシャリストである必要があります。

私が『サードドア』のプロジェクトを始めた18歳のころは、出版社がやっていることをたった1人でこなすような状態でした。企画を書き、原稿をつくり、売れるタイトルを考え、プロモーションの方法を探したり、といったことです。

ですが、昨年本を出版することができ、27歳になってようやく各分野のプロたちと仕事ができるようになりました。ここ日本でも、担当の編集者がいるし、『サードドア』のプロモーションチームもあります。そのおかげで、こうしてメンタリングをしたり、講演したりという、自分がいちばん情熱を傾けられることに集中できるようになったのです。

最初は何もかも1人でやらなければならないものですが、キャリアと経験を積むうちに、やがて得意なことに収斂され、スペシャリストになっていきます。ですからあなたも、いまはご自身の状況をよく見極めて、自分に必要なことを考えてください。

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