人生で大事なのは「ジジ殺し」のスキルである 「サードドア」で奇跡のルートが開かれる
発売たちまち11万部突破のベストセラーとなっているアレックス・バナヤン著『サードドア:精神的資産のふやし方』。
18歳の大学生が、期末試験前日に一念発起してテレビのクイズ番組に出場し、ビル・ゲイツ、スピルバーグ、レディー・ガガなど世界屈指の成功者たちに突撃インタビューしようと七転八倒する実話だ。
20代のとき、日本でも数少ない独立系ベンチャーキャピタリストとしての道を選び、自分でも「サードドア」を開け続けてきたと語る佐俣アンリ氏が、サードドアをくぐり抜けるスキルを語る。
日本のサードドアは空いている
この本、人生を成功に導くには、自分だけの裏道(サードドア)があるっていう話ですよね。僕も「サードドア」を開け続けて今があるから、著者のアレックスがやっていることはすごく共感できるし、面白い本です。
僕もアレックスみたいに、いろんな人からの紹介、紹介、とつながっていって、たくさんの人に会ってきた。初めてサイバーエージェントの藤田晋さんに会ったときも、アレックスと同じで、ガチガチに緊張していました。
日本は基本的には大企業の国で、産業構造もそう簡単には変わらない。人口動態も逆ピラミッドで高齢者が増えていく。そんななかで、正面からのルートなんてどんどん狭くなっているし、正攻法には幸せなんてあまり残っていないと思うんですよね。
でもサードドアを見つけられれば、奇跡のルートが開かれるんです。日本では、裏道を覚えないとダメです。つまり、サードドアを抜けるスキル。いまの60~70歳代の方々には高度成長期の知見がたまっている。だから言葉は悪いですけど、その「ジジ殺し」をすべきなんです。
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