1日「たった4分」の運動で身体能力が若返るワケ 血糖値も肝機能も改善する!

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このほかにも、2型糖尿病患者がHIITを実践した結果、わずか2週間(週3回、計6セッション)でも血糖値を有意に改善させたという別の調査研究結果もあります。

対象となったのは平均年齢62.5歳、平均BMI31.7の8人で、1回のセッションで自転車エルゴメーターを1分間、最大心拍数の80~90%でこぎ、1分間の休憩を入れる運動を10セット行いました。

その結果、外側広筋(がいそくこうきん/大腿四頭筋の中で、最も大きな筋肉。太ももの外側についている)のGLUT4は3.7倍にも増加。

血糖値の変化は、被験者の24時間血糖値の平均は136~118㎎/dlまで低下しました。これが、わずか2週間の結果だというのですから驚きです。

お酒好きの方に朗報。HIITは肝機能も改善する

ビールがおいしい季節。HIITはそんなお酒好きの方にもピッタリの運動です。というのも、HIITは肝機能の改善に大きな効果をもたらすからです。

英国のニューカッスル大学が行ったこんなデータがあります。2型糖尿病患者に協力してもらい、患者をHIIT実施グループ(12人)とHIIT非実施グループ(11人)に分けて、12週間後の肝臓脂肪量の変化を調査しました。

その結果、HIIT非実施グループでは肝臓脂肪量に有意な変化は認められなかったのに対し、HIIT実施グループでは、平均39%もの肝臓脂肪量の減少が見られました。さらに、HIIT実施グループのうちの4例では、脂肪肝が完全に消失していたといいます。

さらに、同じ研究者らが23人の非アルコール性脂肪肝(お酒以外が原因の脂肪肝)の患者にも協力してもらって同様の調査を行った結果でも、やはりHIIT実施グループでは、有意に肝臓脂肪量の低下と肝機能(AST値< GOT値>)の改善が見られたのです。

さらに、年を取るにつれて心配なのが、体力の衰えだけでなく認知能力の低下です。

HIITは、脳の神経細胞にもよい効果を及ぼしている可能性がさまざまな研究からわかってきています。

私が30年以上前に大学で医学を勉強したときは、「大人になったら脳細胞は死んでいく一方だ」と教わったものでした。確かに人の脳細胞には寿命があり、一度死んだ脳細胞がよみがえることはありません。

しかし、近年の研究から、それと同時に、人間には新しい脳細胞を生み出す力が備わっていることがわかったのです。しかもそれは、年齢を問いません。高齢の方でも脳細胞が新しく生み出せるのです。

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