「小さすぎる理由で激高する夫」とは決別しよう ストレスからギャンブルにはまり、自殺未遂

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世の多くの人は、美しいものを見ては感動し、面白いことには大笑いし、おいしいものを食べ、親しい人と楽しい時間を持ち、明日への英気を養いながら、仕事に励んでいます。

あなたもそのように生きる権利があります。しかしながら彼といる限り、それはありえないことです。

人生は一度きりです。あなたは、“自分は些細なことにも激高する彼に怯えながら、感謝することを知らない彼の世話をするために生まれてきた者ではない”と、強く思ってください。

子どもさんも独立し、義父母も看取りました。あなたは奴隷ではありません。「妻の奴隷主」と錯覚している彼に胸を張って、別れを告げるべきです。

暴力夫から自分を解放し、希望につながる苦労を

彼は年齢とともに怒鳴る回数が減ったそうですが、それは性格が穏やかになったのではありません。それはあなたがその分神経をとがらせ、事前に彼の理不尽に従う回数が増えたにすぎないのです。あなたの神経はその分すり減っているのです。しかもその努力は報われることはないと、多くの経験者は語っています。

本連載コラムの著者、ミセス・パンプキンの新著『最強の人生相談〈家族・結婚・夫婦編〉―ビジネスの成功にも共通する 人間関係、深すぎる40の教訓』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

ところで、生活費も基本的にはあなたの負担ということですが、それはなぜですか? 私の想像ですが、あなたの借金を彼が肩代わりして、支払ってくれたからですか? それともあなたがまたギャンブルに走らないよう、わざと余分なお金を持てないようにされているのですか?

いずれにしてもやり繰りができていないのですから、行き詰るのは必定です。

借金返済がまだでしたら自己破産を申請するなど、再出発の道はいろいろあるはずです。

離婚しても当面の苦労はあると思いますが、怯えたり嫌悪感で体が硬直することからまず、ご自身を解放してください。

今の奴隷生活での我慢は、絶望からあなたを救いません。同じ苦労でも、希望につながる苦労をしましょう。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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