「小さすぎる理由で激高する夫」とは決別しよう ストレスからギャンブルにはまり、自殺未遂

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これは、夫失格・人間失格者の典型です。あなたへの敬意のかけらもありません。それで些細なことにもすぐに怒鳴り散らすのですから、神経をすり減らすためにだけ、夫婦でいるようなものです。

松木様のような生活は、悪く言えば精神的には完全な奴隷生活です。しかもあなたの夫は、あなたが2度も自殺未遂しているのに、あなたをそこまで追い詰めている自分の性格に気づいていません。その関係に終止符を打てるのは、あなただけです。

些細なことで激高する人は、その激高がいかに人を恐怖に陥れているか、知りません。相手を奴隷のように見下しているからできることで、奴隷のしたことですから、些細なことでも許せないのです。怒鳴るのは彼にとっては“普通の感情の発露”で、奴隷が悪いのですから、あなたが従っている限り、その性格は直ることはありません。

普通の夫婦で、あなたのような理由で怒鳴り合っている夫婦がいるか、周囲を見回してください。せいぜい穏やかに注意し合っている程度でしょう?

夫がすぐに激高するタイプの熟年夫婦の末路2パターン

結婚早々に、たった一度の理不尽な夫の怒声で、関係が壊れたカップルを知っています。先が思いやられるということでした。

夫がすぐに激高するタイプの熟年夫婦では、その末路が2パターンに分かれます。まずそれなりに連れ添っている夫婦で多いのは、“奴隷に慣れた人たち”です。「心は死んでいる」「腐っている」という悲しい言葉を道連れに生きている人たちです。

他方の熟年離婚した妻たちの言い分でいちばん多いのは、「年齢とともに、自分のほうが我慢できなくなった。せめて残りの人生は人並みに、いつ怒声が飛ぶか怯えず心穏やかに生きたい」というものです。この期に及んでやっと、激高型の夫の何人かは、「そこまで追い詰めていたとは知らなかった」と言っていますが、後の祭りです。

あなたは2度も自死を企てています。にもかかわらず彼に何の変化もないということは、彼自ら性格を直したり、離婚を持ちだしてくれることは絶対にないということです。なら、あなたから行動を起こすしかありません。

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