大人の会話ができない人は流れがわかってない 自分のことにとらわれず相手を想いやろう
そういう相手とコミュニケーションするときには、まず相手からポロッと出たひと言を「それはいいですね」と、100%肯定して受け止めたほうがいい。そしてすかさず、「それならば、これもありますよね」というような感じで、受け取ったものを少し広げて提案してみることが大切だ。
展開力のある人とない人の差
「それならこれもありますかね」といった感じで広げながら問いかけると、ほんの1時間であっても、いろいろなアイデアが出て、建設的な打ち合わせをすることができるというわけだ。
展開力のない人は、自分では盛り上がった話をしているつもりでも、実は自分勝手な話ばかりしている傾向があるのだとか。会話を振り返ったとき、「自分ばかり話していたな」と感じたら、その可能性は大。
一方、展開力がある人の会話は、発言の割合が相手も自分もほぼ同じになるという。当然ながら、相手も会話を楽しむからだ。
いい飲み会の席には、必ず上手に盛り上げてくれる人がいるもの。周りの空気を読んで場を盛り上げたり、退屈そうな人同士をつなげたり、空いている皿を下げたり、飲み物を注文したり。
言われてからやるのではなく、みんなの気持ちを察してスムーズにこなしてしまう人である。
「相手はこの会話をどのような着地点に持っていきたいのか」「それにはなにが障害なのか」「自分はどこまでなら譲れるのか」など、ビジネスの場においては、そうした忖度力があるかないかで物事の進み方がまったく違ったものになるわけだ。
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