必ず英語力が付く、正しい音読10の方法

棒読みデタラメ音読に陥るな!

 2020年にオリンピックが日本にやってきます。世界の人々をおもてなしするためには、4技能のバランスのとれた英語を多くの人が身につける必要があります。残念ながら、日本の英語教育は、現在のところ十分な成果を出すことができていません。極論が飛び交う英語教育の世界。この連載では、いかにして一般的な日本人が一定レベルの英語を身につけるために英語を学べばよいのか、また、教師が英語を教えれば良いのかを様々な人々の意見を交え探っていきます。

音読ブームにだまされるな!

皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。大学入試改革やスピーキングテストの普及、小学校での英語教育が始まるなど、日本の英語教育も、今年からついに大きな変革期を迎えそうです。英語教育から目が離せません。

さて、昨年あたりから、本屋さんの平台を見てもわかるとおり、「音読」という言葉が英語学習の流行語のようになっています。これまでも英語学習の世界ではさまざまな流行がありました。「ネクサス」「パラグラフリーディング」「スラッシュ」「論理マーカー」「シャドーイング」などなど、どれも英語学習の正しい一側面ではあるものの、盲目的に学ぶ側も教える側も言葉だけに飛びついて、その意図・目的・効果を検証しないまま、飽きたらやめてしまうということを繰り返してきました。

「音読」自体は、英語学習の中心であり、流行として片付けることができるものではありません。一連の音読訓練による自動化なしで外国語が修得できるはずもなく、絶対に必要であるということは間違いありません。

ただ、私が危惧しているのは、今の音読ブームが、その手法にこだわらないまま暴走しているように思えることです。もちろん、私自身もこのブームを作ってきた張本人のひとりですが、その私から見ても、かなりおかしな状況に陥っているように思えるのです。

「音読」することが目的化してしまい、「何のために」「どのように」という視点が教授する側にも学ぶ側にも欠落しているように思えます。音読学習を一過性のブームで終わらせないためにも、ここで、効果のない音読学習と効果を生む正しい音読学習を、区別しておく必要があります。

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